何かを得るということは何かを失うこと
2017年8月13日
日テレ「世界の果てまでイッテQ」の番組の中で感慨深い言葉を聞いた。
「世界の果てまでイッタっきり」という企画で芸人"ANZEN漫才"のみやぞんが台湾の伝統芸能のコマ回しとわくぐりに挑戦していた。
コマ回しとわくぐりの両立が難しく、なかなかどちらも成功しない。
企画はどちらのミッションも成功しなければ終わることができないというルールとなっている。
はじめのうちはコマ回しの調子がよく、わくぐりがうまくいかない。
しかし、わくぐりが上手くなりだすと今度はコマ回しの調子がわるくなっていった。
そんなとき、みやぞんが
「何かを得るということは、何かを失うってことなんですね」と言った。
みやぞんは番組で中国にいったときに、水辺で死んでいるトンボを見たときにも同じことを思っていた。
トンボは成虫になる前のヤゴのときは水中でスイスイ泳いでいるのに、成虫になり羽を手にするともう水の中に戻れない。
羽が濡れて飛べなくなってしまうからだ。
水に浮かんでいるトンボを見て同じようなことを私は考えることができるだろうかと考えたときに、私は絶対にそのような答えを出すことはできない。
そりゃそうだけど、って思ってしまう。
何かを失う、つまり犠牲となっていることに目がいかなくなってしまっている。
この言葉を聞いた他のかたはどのようなことを思ったのだろう。
みやぞんの言葉にはいろいろ考えさせられた。